2004年9月1日より正式オープン3年目に突入しました。 そこで、これは対外的に発表することではないのですが、わたくしどものボウリング場経営における基本的考え方を示したいと思います。お客さまである皆様に開示にすることによって、スタッフの自覚を少しでも向上させることができればGoodです。 ご意見を・・・・。


スーパーボウルのコンセプト
[1] エンターテイメント (スーパーボウルは楽しいところ)
[2] ホスピタリティー (スーパーボウルは親切なところ)
[3] サービス (スーパーボウルは人に役立つところ)


スーパーボウルは次の3点をテーマにします
[1] 働くスタッフが満足すること。
[2] お客様が満足すること。
[3] 地域にとってなくてはならない存在になること。


そして、20項目の基本的考え方を下記に示します。

■スーパーボウルは、上と下、上司と部下、先輩と後輩という考え方をしません。お互い全てパートナー同志です。上意下達の縦ラインではなく、全員横ラインで物事を進めます。お互い全てイーブンです。

■スーパーボウルは、アルバイトと社員は同列です。両者は、会社との契約の違いがあるだけです。アルバイトだからといって、責任が回避できるものではありません。お客様から見て、アルバイトと社員は区別ができないのです。

■スーパーボウルは、ボウリング場ではありません。お客さまにとって、また地域にとって、どのようにでも活用できる空間です。そして、ボウリングもできるところなのです。

■スーパーボウルは、時代のほんの少し先をいきたいと思っています。異質を重んじ、自由を何りも重要視したいと考えます。同質性を排除し、異質性や独自性を重んじます。

■スーパーボウルは、野球型経営より、サッカー型経営を大切にします。監督の方針と作戦はありますが、後は仲間の動きを支えながら、自らの判断で動きます。

■スーパーボウルは、常にミーティングをしながら物事を進めていきます。全員パートナー同志ですから、みんなの意見を反映しながら経営を進めます。

■スーパーボウルは、売上げや利益を得ることを目的にしません。利益はあくまでも目的を達成るための手段です。ですから目的をしっかり把握すること、その上で目標を立てます。

■スーパーボウルは、キーワード3点の内、サービスを第1優先順位とします。サービスとは[人に役立つこと]だからです。それなくして存在価値が無いからです。

■スーパーボウルは、常連様だけを大切にしません。フリーのお客様も同じように大切です。なぜなら、フリー客がリピーターになり、リピーターが常連になるよう計るからです。しかし、一番難しいのはフリーのお客様です。

■スーパーボウルは、ここで働くスタッフ全員にボウリングが好きになってほしいと願っています。自分が好きでもないものを、お客さまに好きになっていただける筈はないからです。

■スーパーボウルは、例え仕事中でも無料で投球できます。但し、他スタッフの動きを判断した上で投球の判断もされます。(サッカー型)我々はチームであり、パートナーだからです。

■スーパーボウルは、スタッフ同志、お客様とのコミュニケーションを重要視します。人は好意を持ってくれる人に好意を持つものです。常に好意を持ち合いたいと思います。自分以外は全てお客様というスタンスを大切にします。

■スーパーボウルは、性善説でスタッフをとらえます。人は誰もが長所と欠点を併せ持ちます。常に良い面を見ていくことが大切だと考えます。悪い人はいません。

■スーパーボウルは、ボウリングを最高のスポーツと考えます。社交、友好、健康、美容、絆、生活習慣病改善、年齢や時間、天候、家族で。こんなスポーツは他にありません。

■スーパーボウルは、ボウリングを、飲んだり食べたりしながら行うスポーツと考えます。コミュニケーションに機能するからです。ビアフレームという用語があるぐらいです。フォルスタッバドワイザーはボウリングチームとして有名。

■スーパーボウルは、リーグを大切にします。リーグはボウリングの本質と同時に、友情、社交、エキサイティング、そしてアベレージを裏付けにしているからです。

■スーパーボウルは、スクールを大切にします。スクールによって、ボウリングの本質に近づけることができるからです。リーグに結びつくからです。

■スーパーボウルは、何よりも楽しい職場でありたいと願ってます。何か問題があったらすぐ話し合い、問題を後回しにしません。リーダーシップとは、問題解決能力です。人間関係に問題が出やすい。人は多様です。

■スーパーボウル高松は、幸いウッドレーンです。ボウリングは本来、木と戯れるスポーツです。これを大切にしていきたいと思います。

■スーパーボウルはCSとMOTを重要視します。売上げを上げようと考えることは間違いです。CSに成功すれば、結果的に売上げは上がるものです。


[新しい意味の創造]
他では体験できない何ものか・・・・
そういった個性をスーパーボウルでは創りあげていきたいと、いつも考えています。20項目の基本的な考えは、その前提なのかも知れません。


[スーパーボウルのモットー]
遊んでいるのか、仕事しているのか分からないぐらいで、やっていこう!
働くわれわれが楽しく仕事できなくて、ボウリングの楽しさをお客様に伝えられるわけがない。と思うからです。


[仕事と業務について]
スーパーボウルは、仕事と業務を明確に区別していきます。
レーン指定、名前の入力や送信、会計などは単なる業務です。我々の仕事は、唯一お客様が喜び・楽しみ・満足することに機能することです。 恥ずかしながら、まったくできておりませんネ。 お客様のご協力をいただきながら、少しずつでも進めてまいりたいと存じます。今後ともよろしくお願い致します。


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すみ光保

すみ光保(すみみつやす)

■1935年東京都生まれ。株式会社スミ代表取締役。1967年にライセンスNo.4第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。
主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、VJボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。

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