わたくしには自慢できることは何もないけれど、もしあるとすれば、ただひとつ優秀なる人材の発掘能力かも知れない。

小郡スーパーボウルのチームワークは最高だし、本山ボウルのスタッフは非常に高い能力をもっている。

川添奨太をみてくれ。奨太はトーナメントプレイヤーとしてだけではなくインストラクターとしても極めて優れているし、人間的にもバランスがとれたステキな人材です。お客さまの受けも高い。
そうしてすでにプロ協会のトーナメント委員会の副会長を担っている。  

「そのセンターのスタッフの能力は、リーダーの我慢の限度とイコールする」といえるので、リーダーであるわたくしがこれで良しとすればそれ以上の能力は身につかない方向に陥ります。
ある線までできるようになったら次の線まで目標を上げ、それがクリアーできたら、その先のラインを目標にしていくべきと思っているのですが、当センターはどうなのでしょうか? 
残念ですが出来ていません!! 

心許ない限りなのですが、わたくしはステキなスタッフに恵まれているといつも思っております。
悪いのはわたくし。  
とかくステキなヤツのまわりにはステキなヤツが集まり、ひどいヤツのまわりにはひどいヤツが群れをなすもの。
代表であるわたくしがとてもステキだからこそ、スタッフもステキなやつばかりなのでしょうか(?)おやおや  

小郡のマネージャーをみてください。こんな優しいヤツはそうはいない。
彼を中心にして小郡のチームワークは非常に良い。優しいということと気が弱いということとは全く違うことで、優しいのだ。そうして更に気も弱い。

小郡チャーターメンバースタッフもステキですね。
いまや超ベテラン、彼女がいるだけで安心です。
また本田プロも最高だ。頭が良い。責任感が強い。優しいし自分を確りもっている。
しかし残念ながら移籍が決まっています。本田とはもっと一緒に仕事がしたかった。  

わたくしは現在3ヶ月に1回程度しか小郡メンバーには会えませんが、全員がボウリングが好きでお互いを信頼し、楽しんで仕事をしている様子が嬉しい。  

本山は個性派揃い。2人の支配人の責任感。総合能力、特にインストラクター接客の能力は図抜けているしプラス思考は素晴らしい。
支配人や社長と間違えられるようだけれど、根強いフアンをもっているメカニックスタッフ、ボウリングに詳しくLTBもこなす人気があるスタッフがいたり、本山に来てからボウリングはまってしまったスタッフがいたり、この春卒業ですが、大学在学中ずっとアルバイトを続けてくれて続けてくれたスタッフがいたり、真面目で癒し系人がいたり、声がやや小さいけど気が利く人材がいたり、打たれ強く頑張り屋さんや、おっちょこちょいだけれど素直なスタッフが良い雰囲気で、 みんな非常に良く活躍してくれている。

ジョイランドから研修に来た井出氏もすでに現場に戻りBPAAにも社長に連れて行ってもらい現在支配人として活躍中だ。
引っこ抜いておけばよかった。 これは冗談。  

弊社のスタッフを自慢しているのだけれど、友人、仲間もみんな優れているヤツばかりだ。
染谷・榎田・日坂・有元・ここに奨太が加わったら業界最高の5人チームとなるだろう。というわけでそんなステキなアイディアが有元氏から提案され現在調整の最中にある。  

さて先般、お客様から直接おしかりをこうむりました。
本山の接客はダメだと言うことと、リーグのことわかっているようでわかっていない。この2点。  
直接不満を言ってきてくださるお客さまはまずおいでになりませんので、大変貴重なご意見であり、とても嬉しく思いました。
多くは黙って去っていくものです。  

早速接客とリーグの社内研修を実施する計画を立てたいと思います。
何はともあれわたくしが退院してからになりますが、期日がはっきりしましたらお知らせいたしますので、アドバイスなりご意見を賜りたいと存じます。できましたら社内研修にご参加いただきたい。  
わたくしも長い間お客の立場でボウリング場に入り浸っていた時期がありましたので、その立場はよく理解しているつもりです。
しかし時が過ぎ立場が変わりますと初心を忘れてしまいがちです。  

わたくしはお客さまを神様だとは思いません。
しかしわがままな王様だと思っています。
わたくしは王様面して昔ボウリング場に出入りしていましたのでお客さまの立場はよくわかっているつもりです。

また長い間、接客講習の講師としての担当もしてきました。マニュアルも出来ております。
以前労働省の機関であった能力開発機構で全国ネットのテレビで接客講習を担当。
そのとき作成したマニュアルがベースになっております。  

現在は定年退職していますがわたくしの友人に日本航空接客訓練室室長の麻雀仲間がおりまして、色々と接客のアドバイスを乞うたものです。
JALの接客マニュアル(門外不出)の中に‘お客さまの6ッの心理’というのがあります。  

①歓迎期待の心理
②独占したい心理
③優越を感じたい心理
④真似をしたい心理
⑤損をしたくない心理
⑥自分本位の心理  

人間誰しもどこかでお客さまの立場に立っているわけですからよく理解出来ます。
しかし立場が変わるとつい忘れて逆からみてしまいがちです。ですから常に勉強が必要なのでしょう。  

わたくしはボウリング場の接客にはボウリング独自の接客があるべきと思っております。
しかし我が業界の過去の接客研修は、航空会社、ホテルやレストラン、あるいはアナウンサー、その道だけの専門家を要請している。
基本は大切ですがありきたりのものばかりでした。  

わたくしはここに〈インストラクション接客という〉新しいコンセプトを設定してこれからのボウリング場のあるべき接客の基本形をつくりあげたいと思い、北村恭子と作業に入っております。  

どのようなお客さまも出来たら上手になりたいと望まれています。
オレは上手くならなくてもボールが大きく曲がりさえすればいい、と言う若者もストライクが出た方がいいのです。
嬉しいのです。ほんの僅かでも上達していただきたい。
弊センターのこれからの接客はここにスタンスしていきたい。
ですから1日も早く退院してスタッフと協議しながら勉強したいと考えております。
ご意見よろしく・・・

投稿者プロフィール

すみ光保
すみ光保
1935年11月8日、東京都生まれ。1967年1月にライセンスNo.4の第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。プロボウリング協会創設メンバーでもあり、プロボウリング協会に貢献した人物。2014年4月逝去。株式会社スミ、初代代表取締役。

主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。

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