連れ合いのことを嫁という人が多いけれど、わたくしは何故か恥ずかしくて嫁なんて言えませんネ。
人に紹介しなければならないとき、自分の同居人をどう呼べばいいのかいつも悩みます。
こんな悩みはわたくしだけでしょうか・・・?
女房・家内・家人・嫁・嫁さん・ウチのヤツ・ウチの奥さん・愚妻・ワイフ・同居人・ ウチの敵・妻・困り者・ウチの野郎・連れ合い・バカ・その他・・・
わたくしはこれでいつも困っています。
なんて呼んでも居心地が悪い。
病院で看護師にワイフといったら、何故かわからないけれどかっこいいと言われたので、以後それに乗じて病院ではワイフ・・・。
文章では同居人と書いているのですが・・・しっくりしない。
あるとき、ある人に同居人を“同居人です”といって紹介したら、後で “なんで同居人なんて言うのよ” と同居人に怒られた。
以後余計に呼び方で困っているのであります。
こんな風に呼び方で悩んでおられる方はいないのでしょうか?
よくよく考えてみるとわたくしは本当のところで同居人を女房だと思っていないのかもしれない…
呼び方と言えば、‘君(くん)’と‘さん’の使い分け。キミ、お前、さん等の使い分け。あるいは呼び捨て。
先輩、後輩に対する言葉遣いの大幅な違い。
こういうのはどうも嫌(いや)ですね、嫌(きらい)いですね。
わたくしは誰に対しても‘さん’付けで呼ぶか、或いは呼び捨てかのどちらかが多いような気がします。
つまり相手に応じて‘さん’にしたり‘君’にしたりするのは無意識にでも差別がそこにあるからだと感じるからでしょう。
上から目線の立場に居たい現れのような気がします。
わたくしの場合、呼び捨てはより親しみをもつからかも知れません。
ですからわたくしは君(くん)は絶対と言って良いほど使いません。
体育会系は先輩後輩の差別がひどい。プロ野球選手などをみていても同じことが言えますネ。
大嫌いです。
ボウリングプロ仲間では岩上太郎が同輩(キャリアでは先輩)で、他はわたくしより全て後輩。
先輩はいないわけですからみんなわたくしを避けるか、ことさらにたいぎょうな挨拶をされて居心地が悪いことが多々あります。
また、例え相手が先輩からであっても君(くん)づけで呼ばれるのはイヤでしたね。
いまでもスミ君って言われるのは嫌いです。その所為(せい)かいままで君づけで呼ばれることはまずありませんでしたし呼んだこともない。
さらにこれだけ年とっちゃうと君で呼ばれることはまずないですね。
君(くん)廃止論者。つまり、差別廃止です。
突然話が変わりますが・・・ それにしても我が同居人はすごいヤツです。
朝6時頃に起きて夜11時頃に寝るまで座る時間はわずか15分程度。
とにかく動きまわる、働き続ける。何に対しても完璧でないと気が済まないし許せない人なのです。
完璧主義者。従って気づきもすごい。わたくしの薬の飲む時間など全て覚えていまして、都度注意、連絡。
アンダーパンツや靴下にまでアイロンをかける。それも時間をかけて丁寧に丁寧に。
従って出かけなければならない時間になっても気が済まないうちはアイロンを置かないし、掃除機を離さない。
だからいつも約束に遅れがちになりイライラしてわたくしに当たる。
例えばお風呂は毎日掃除。
それは当たり前でいいのですが、水滴が少しも残らないように丁寧に拭き取っているし、カーテンを開けるにしてもちょっとした しわ等を気にしています。
掃除機を1日何回かけるでしょう。わたくしのジーンズにアイロンをかけると出かけるまでソファーに座らせてくれない。
座るとしわになるからなのです。
ですからわたくしが1日中ソファーに寝転んで、テレビを見ていたりするのが許せないようなのです。
こちとらあ病人で、入院中はほぼ1日中ベットですから、自宅でもそれが当たり前のキチボジンだ。
どうもそれが許せないらしく、朝から寝るまで怒鳴られっぱなしなのです。
早く病院に帰りたい・・・ どなたか助けてほしいのですが・・・
あるいは別れて4回目の結婚を考えたいと思うのですが・・・ こんな病人のところに来てくれる特異な女性がいるわけがない。看病を望んでいるわけではなく、仲良く素敵に過ごしたいだけなのに・・・
人間死ぬ間際には、走馬灯のように自分の人生を振り返るといいますが、わたくしはいまちょっと振り返りますと、具体的なことは書けないにしてもいい人生でしたね…悔やむことも多いけれど。
悔やむことはほぼ食い物のことで、もっともっと美味しいものをお召し上がりになりたかった…
残念ながら食欲はあるのですけれど、薬の副作用なのか味覚の感覚がずれちゃって何を食べても同じような感じで、それがいま1番悲しいのです。
飲まされている薬が、1日13種類、17錠。特に甘ったるい肺のための液体薬がイヤでたまりません。
しかし素直なわたくしは医者に言われるとおり、量も時間もきちんと守り薬を飲んでおります。
生きたいからですかね・・・
イヤ生きたいと言うより美味しいもの食べたいのと、やり残している仕事の目鼻をつけたいのだと思います。
そこのところを同居人に協力して貰いたいのだけれど・・・
それにしても同居人には申し訳ないと思っております。
食べることにはまったくと言っていいほど執着はなく、パンさえ食べていられればそれでいい人。
わたくしが貧乏人の上にわたくしの看病で明け暮れて、いままで買えていた洋服やバックなども満足に買えない。
ゴメンネ・ゴメンネ。感謝、感謝です。
それにしてもヤツにはハラがたつのだけれど…
さてさて、おいらはこれからどうしたらいいのだろうか・・・???
ここまで書いて定期検診に行きましたら、1月20日よりまたまた入院とのこと。
やはりがっくりですネ。皆さまお元気で…
投稿者プロフィール
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1935年11月8日、東京都生まれ。1967年1月にライセンスNo.4の第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。プロボウリング協会創設メンバーでもあり、プロボウリング協会に貢献した人物。2014年4月逝去。株式会社スミ、初代代表取締役。
主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。