新年あけましておめでとうございます。さてさて2004年はいかなる年となりますか? と、他動的にとらえないで・・・・ いかなる年としたいのか! と、能動的に目的を掲げ、目標を設定して取り組みたいと考えております。ならば本年度スーパーボウルの目的と目標は?

①健康に直結させ、シニアの方々の150名以上の開発
②美容と健康に直結させ、レディースの100名以上の開発
③ボウリング唯一の戦う試合システム、リーグボウラー100名以上の創造

てなことを考えております。少子高齢化社会?時代としての大きなテーマのひとつに健康があるではないか。ボウリングは健康にいいではないか。日本における糖尿病患者数は、潜在的患者を含めて1600万人という。ボウリングは糖尿病の予防効果、治癒効果に驚くべき実効がある。その実例をひとつ・・・

横浜にハマボールという老舗センターあり。そこに取締役支配人で増淵 栄和氏という名物支配人がいらっしゃいます。ある時、増淵支配人はわたくしに、こううそぶいたのであります。

「スミさん、あたしゃーね、ボウリングは健康にいいって、スミさんの受け売りで教室なんかでしゃべくってんだけど、悪いけど、本当はボウリング嫌いでね、ゴルフばっかなのよ。悪いけど・・・・。」

ちーっとも悪くないのであります。ボウリング場の支配人だってボウリング嫌いなヤツがいたっていい。自由なんだから。マネージメントが素晴らしければ、そっちの方が重要なのよ。それからまた1年ばかり経ったある日、増淵支配人がやってきて、そして深々と頭を下げる。そして曰く、

「スミさん、申し訳ございませんでした。わたくしが間違っておりました。ボウリングが大好きになりました。実はいまを去ること10ヶ月前に、医者に糖尿病と宣告を受けたのであります。毎回食事前にインシュリン注射、食事制限と辛かった。ある日ふと思い出した。ボウリングは糖尿病にいいって言うスミのヤツの受け売りを・・・・ いや、スミ様のお言葉を。毎日6ゲーム投げましたよ。半年後、医者が言うのです。増淵さん、どっか別の医者で、別の薬でももらったのですか? わたしゃー思いましたネー。これはボウリングだ。スミのヤローは嘘言ってない。ごめんなさい、スミのヤローじゃない、スミ様です。いまわたくしはゴルフをスッパリ止めまして、ボウリング一辺倒で生きております。スミ様にご挨拶をせにゃアカンと、本日こうしてご挨拶にお邪魔した次第なのです。」

糖尿病は治らないそうです。しかし、食事療法、運動などで快方にむかうということは考えられるのです。そうした意味で、ボウリングが治癒効果をもたらしたのです。どうだ参ったか?

わたくしも受け売りでしゃべくってきただけなのであります。以後わたくしは増淵体験を利用してしゃべくり歩いている次第であります。糖尿病治癒のためのボウリングスクールなんてのを、医者、栄養士、体験者などと協力しあって開発できたら、1600万人の糖尿病患者を救えるのではないか? こんなに世のため、地域のため、糖尿のためになるスポーツは無いではないか? どなたかご協力いただける方はいらっしゃらないでしょうか? ただし、スーパーボウル高松で投げなきゃ糖尿は治らないのであります? ボウリングは全ての生活習慣病に有効に働くそうです。良いお年でありますように。

投稿者プロフィール

すみ光保
すみ光保
1935年11月8日、東京都生まれ。1967年1月にライセンスNo.4の第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。プロボウリング協会創設メンバーでもあり、プロボウリング協会に貢献した人物。2014年4月逝去。株式会社スミ、初代代表取締役。

主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。

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