リーグの醍醐味は本来チーム戦です。そしてそれがリーグの基本でもあります。それなのに本山ボウルでは全てがシングルスリーグになっています。これはわたくしのミスで重大な責任。   

本山の競合センターにスポルトと星ヶ丘があります。1回80万単位の予算をかけて LTB受講者を募集します。
我々はそんな予算をかけることが出来ない。従いましてポスティングやタイアップ広告で、招待という形をとり、2つの強力センターの隙間を狙っての募集です。
ですから1回のLTB教室も10名前後が平均値になります。
10名程度ではトリオリーグは無理ですし、ここにわたくしの判断の誤りがあったのですが、シングルスにせざるを得ないと思ってしまったのです。リーグの基本を訴えてきたわたくしとしたことが大きなミスを犯してしまいました。  

さて、リーグの基本は次の5つがポイントとなります。  
①トリオ以上のチーム戦であること(5人チームが基本なれど現在日本に無し)  
②HDCP戦であること  
③飲み食いしながらリーグを行うこと  
④下手と上手が一緒のチームで助け合って行うこと  
⑤勝敗も大切だが、リーグはコミュニケーション・社交の場であること  

わたくしが特に重要視するのが、“④下手と上手が一緒のチームで助け合う”ということです。
これはボウリング独自にみられる最高の特質でありスタンスです。
下手と上手が一緒に試合をするスポーツが他にありますか? 
上級者は下級者をとかくいやがるものです。
わたくしは高校時代までテニスをやっていましたが、下手とやるぐらい面白くないものはありません。
こちらが打っても相手からはボールが返ってこない。
ゴルフ然り、仲間が5打で終わるところを、こっちは10以上たたいてしまう。迷惑をかける。
ボウリングにも初心者を嫌うような傾向がでているのが悲しい。誰もがはじめは初心者で下手だったのです。
下手だった時代の自分を忘れて、下手をバカにしたり、牽制レーンで他を脅かしたり、ボイコットしたり、避けたりする傾向が全国的にある。
優しくないね。本山ボウルではこのような方はお断りします。
技術格差に関係なく共に楽しめるのがリーグの筈ですのに。  
HDCPなのですからアベアップのチャンスがある方がリーグでは強いのに。
川添奨太をみてください。彼は自分より技術の下の者をバカにしていますか? 威張っていますか?  

さて、この度本山では川添奨太が中心となり、そして本山ボウルがはじめて主催となり仮称「本山HDCPマッチゲームポイントチャレンジリーグ」を開催することに致しました。
このポイントシステムは現在日本ではほぼ行っているところがありません。
なぜならこのポイントシステムを知っている人や、センターがないからです。
NBRには一応記されているのですが。アメリカではこのマッチゲームポイントのリーグが主流なのです。
チーム戦の面白さ、個人戦の面白さ、チャレンジ戦の面白さが組み込まれた我が国初めてと言っていいリーグなのです。(昭和40年~41年ハタBCで実施。以後アメリカにパクられいまやアメリカで主流)  

本山での年2回のリーグ対抗戦が人気があるように、それをそのままリーグに持ち込んで楽しみたい。  
それと“③飲み食いしながら行う”リーグにしたい。これぞリーグだという見本となるようにしたい。
無論勝ちにこだわるのは当たり前ですが、それ以上にリーグで大切なのは “⑤リーグはコミュニケーション社交の場”ということです。
リーグは基本的に週1回という日常性のものです。飲み食いは会話を醸成しますし、交流を深めてくれるのです。

Dリーグの皆さんはリーグが終わった後、いつも飲み食いしながらアフターリーグを楽しんでおられます。
土曜午後のリーグしかり。素敵な風景です。  
マッチゲームポイントチャレンジトリオリーグは、チームの勝ちが2ポイント、計8ポイントで計32ポイント。リードオフ同士が対戦というように横同士でシングルも戦う。これが計4ポイントで16ポイント。合計48ポイントを取り合うシステムです。

 今回のご提案には川添奨太+佐藤純子+北村恭子のトリオが本山チームとして参戦予定。
このチームに勝った場合ポイントを2倍差し上げようというものです。
本山チームのスペアメンバーは古橋秀規 他。チーム戦の面白さ、シングルの面白さ、そしてチャレンジの面白さを共存させたリーグなのです。
川添奨太は公式試合や仕事の関係で週後半の不在が多いため、比較的空きがある毎週火曜日の19:30スタートを現在予定しております。
リーグ対抗戦をそのままこのリーグに当てはめても面白いと思います。
きっと外部からのボウラーもご参加いただけると思います。14チームを限度として受け付けたいと思うのですが、いかがでしょうか。  
初めての本山ボウル主催リーグですが、無論本リーグの規定はみなさまのご希望を反映させるキャプテン会議で決めていきます。  
わたくしは今PBAリーグを行うためにUSBCのリーグルールを翻案しています。
ほとんど日本ボウリングルール(NBR)のリーグ規定と変わらないのですが、今後のPBA-JAPANスタートを勘案してPBAリーグルールを、これまた我が国はじめて採用するのも面白いと思っております。
いずれに致しましても、本山ボウルはいつもリーグのオピニオンでありたい。
お早めに3人~5人以内でお申し込みください。先着14チームで締め切ります。近々要項案をご呈示致します。

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投稿者プロフィール

すみ光保
すみ光保
1935年11月8日、東京都生まれ。1967年1月にライセンスNo.4の第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。プロボウリング協会創設メンバーでもあり、プロボウリング協会に貢献した人物。2014年4月逝去。株式会社スミ、初代代表取締役。

主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。