そういえば石浜朗という映画俳優はいまどうしているのだろう。  確かわたくしと同年配だった。  
わたくしが遅い第2反抗期を抜け出した中3ぐらいの時代だと思うが、当時のベストセラーに波多野勤子著「少年期」というのがあった。
それを名監督木下恵介が映画化し、主役の少年役を一般から公募するという。
当時生意気だったわたくしは、イヤいまでも生意気だけれど、映画を頭のどこかで下に見ていた。
オレの生きる道は舞台しかないと堅く信じていたのです。
しかし「少年期」に出てくる彼の気持ちは非常に良くわかり、この役を演じるのはオレしかいない、しかも監督は木下恵介だ。
これはほっとく手はないというわけで、その主役の一般公募に応募した。全国から何万人と応募があったと思うが、選ばれたのが石浜朗で、わたくしはそれでも16人ぐらいに残ったようだった。
残念だった。
演じたかった。自らを地でいけば良かった。石浜朗の「少年期」を観たけれどオレのほうがよほど上手くやれたと思ったものだ。  

さて、本日いいたいことは何かといえば反抗期についてだ。
3~4歳で第1反抗期。中学ぐらいで第2反抗期があるらしい。
ところが第3(?)を越えて、いまわたくしは70歳代になり第4反抗期に突入したようなのである。
とにかく何にでも反抗、刃向かいたくなるのだ。意地悪爺になったのか。

心理学的にこのわたくしの現象は何というのだろうか。特に反抗したくなるのはJPBAと場協会。  

手元に議事録が来ていないが1月12日のプロ東海支部総会時の報告では、今後試合に於いて選手は他よりアドバイスやコーチングを受けてはならないと決まったとのこと。
もし本当だとすれば、こんなバカげたことを決めるのはJPBAぐらいだからこれはきっと本当だろう。
バカもほどほどにしてほしい。他のスポーツにコーチング禁止を打ち出しているところがあったら教えてくれ。
コーチングの重要性をますます疎外し、その重責をスポイルさせてしまう。

こんな決定にインストラクター部は何故黙して語らないのだろうか。
きっとインストラクター部そのものの意識が希薄だからだろう。単なる認定機関と思っているのだろうか。
これでは日本のプロはどんどんおいて行かれる。  

わたくしがLTBプラスをJPBAで実施しようと提案したら、公認してやるから公認料をよこせときた。
公認料を支払って行う筋合いのものじゃない。JPBAのインストラクター部で主催すべきだとわたくしは思っただけのこと。何故ならインストラクター講習をBPAJからプロ協会は引き継いだのだろう。

従ってLTBプラスは6月にABS主催で川添奨太をデモンストレーターとしてわたくしとダブルスで行う事となった。  BPAJも本山が非加盟だった3年間嫌がらせばかりだった。
加盟センターを増やしたいといいながら、非加盟に対し嫌がらせとはこれいかに・・・愛知県の場協会幹部は差別化と抜かした。
場協会の目的に業界発展というのがあるはずだ。非加盟だって業界の一員であり業界を発展させるには非加盟も巻き込むスタンスが求められる。差別化というよりボーダレス時代という認識が重要だ。
加盟参加費2000円、非加盟参加費4000円。このような差別だったら理解できる。
会費払っているのだからネ。全ての参加資格は加盟センターのみ、これは規約違反だ。  

では何故本山は昨年6月をもって加盟したのか。これまたあまりにバカらしく話す気になれない。
新会長になってどう変わるか。  

全く配慮というものを知らないガキに対して腹が立つ。
優先席に陣取り、目前に全盲の人が立っていても知らんぷり。体調不良のわたくしが立たざるを得ない。  
相変わらずブスが車内で化粧。  出入り口に大きな荷物を置いてふさいでいるガキの多いこと。
配慮という素敵な精神が失われている。  どこの駅に行ってもゴミ屑籠は置いていない。爆弾テロを避けるため? 
であるなら駅自体を閉鎖すればいいし、電車を走らなくすればいいのだ。
この理屈で行けば交通事故を防ぐには車を禁止にし道路を封鎖してしまえば解決がつく。  
お笑い芸人に対しても、笑える芸人はまずいない。バラエティー番組の最低なこと。決して見ない。  
オープン価格ってのが気にくわない、これでは目安がつかないではないか、ならば参考価格とかで目安を表示すべきだ。
こなれていない翻訳、特にエンターテイメント関連の翻訳がひどい。  
カロリー表示のない食品やメニューはオレの病気やダイエットには不便この上なし。  
パソコンと携帯電話、特にパソコンの出現は世の中をますます不便にさせている。  
ほとんど趣味に合わないTV番組(これが困るのだ)とTVコマーシャル。事務的にしか対応できない医者。  

無難さや画一化、体制になびく大衆、プロメンバー。  LTB&リーグを理解していないマネジャー。  
ハウスボールではリーグに参加できないなどと抜かす支配人。  
後輩やボウラーに対して威張っているプロボウラー。これ多すぎるネ。オレも威張っているけれど。  

議員や役員に立候補するヤツ、やりたいヤツは概して動機が不純だ。まず金と肩書きほしさだ。
それが見抜けないのか。やりたいヤツよりやって欲しいヤツが重要だ。

JPBA代議員、理事然り。  理解できていないが、最大に反抗したいのは個人情報保護法ってヤツだ。責任の所在を曖昧にし、人間としてのコミュニケーションを疎外している。  
全て完璧でないと収まらない家人にはいつも反抗している。完璧主義者のヤツがズボラなおいらを見るのだから始末に負えない。そして困ったことに彼女は見事に完璧なのだ。  
そして何よりもいい年して第4反抗期なんて言っているテメエに腹が立つのだ。自分の能力含めて。

三島由紀夫が出現してきたとき舟橋聖一が「いまどきの若者は・・・」と言ったとか。
それに対して三島は「オレも年寄りになったら多分同じことを言うであろう」。残念ながら三島は歳とる前に自決した。  いまわたくしは第4反抗期を迎えて、舟橋同様いまどきの若者は! と言いたいのだが、たまには素敵なヤツもいるのだから止めておこう。しかし、概して腹が立つのだ。  
3,4歳のガキの頃、デパートに行ってほしいものが買ってもらえないとき、床に仰向けになり泣きわめきだだをこねていたような気がするが、いままさに駄々のこねっぱなしのような状態。

この自己中をどうしたらいいのだろうか、どなたか教えてほしい。

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投稿者プロフィール

すみ光保
すみ光保
1935年11月8日、東京都生まれ。1967年1月にライセンスNo.4の第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。プロボウリング協会創設メンバーでもあり、プロボウリング協会に貢献した人物。2014年4月逝去。株式会社スミ、初代代表取締役。

主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。