いろいろなセンターでボウリング教室を行っています。
われわれはLTBと称しボウリングの本質である“リーグという形でボウリングを続けていただくための基本の教室”を実施してきました。

LTBプラスとは、従来の基本的(ベーシツク)LTBの続編にあたるものです。
それが今まで長い間なかったのです。  

米国には過去LTBプラスは存在していましたが、内容的に思わしいものではなく日米共に使われるケースはありませんでした。  
しかしながら現状を見ますと、LTBプラスの必要性は非常に重要です。
にも関わらず放置されてきたといえます。  

①伸び悩んでいる基本的(ベーシツク)LTB卒業生をコーチするノウハウがない  
②コーチが個人的に対応しているだけで統一された指導法がなかった  
③LTBの目的はリーグにあるのにその基本ができていないかった  
④基本的(ベーシツク)LTBの古さが現状改められていないままである  
⑤ハイアベボウラーのコーチングまでの一貫性が全くない

などの問題点や現状があったのです。  

そこで基本的(ベーシツク)LTBの提案者であり、過去基本的(ベーシツク)LTBを推進してまいりましたわたくしと致しまして、生涯最後の仕事としてLTBプラスを作成致すことにしました。  
現在約80%ほどできあがっています。
来年2月の後半に発表と説明会の開催を行う予定をたてております。  
なおこのLTBプラスは、現在コーチングでは業界に大きくアピールしております有元勝コーチの協力を得ておりますし、説明会のデモンストレーターに弊社専属プロ3冠王、川添奨太を予定致しております。

その節はみな様ご参加いただき、色々とご意見を賜りたいと存じます。
一般のお客さまもご希望があれば大歓迎です。
きっとご自身の技術向上にお役立ていただけると存じます。  

昔長女が小学生の頃、ピアノを習っていました。自宅でも練習をしていました。
間違えながらも何度も何度もキーの上に指を這わせて練習、練習です。
一流のジャズばかり聴いていたわたくしには雑音。
しかし1週間程度の出張から戻りますと、弾けなかった曲がなんとそこそこ様になっているのです。
つまり、繰り返しの練習がいかに大切であるかでしょう。
週1度先生について習ってから、それを基に自宅で練習をする。その繰り返し。  

ピアノにはバイエルという教則本があります。この教則本を頼りに一人でも練習できるのです。  
ボウリングにバイエルに相当する教本があるでしょうか? 
いろいろなプロボウラーが技術書を出版していますが、ピアノのバイエルに相当する教則本はありませんでした。  

「LTBプラス」には付録としてピアノのバイエルに相当するものを「ボウエル」と称して記載したいと考えます。
きっと「LTBプラス」と「ボウエル」はボウリングをコーチするインストラクターにも、上達したいボウラーにとっても役立てていただくことができるのではと思っております。
(注:ボウエルは独立させて発行するかも知れません)  

結論は“練習無くして上達なし”です。
しかしその練習の仕方が大切で、過去の技術書は練習の仕方にふれているものがありませんでした。
『ボウエル』も多分まだ未熟なものだとは思うのですが、年ごとに改良を重ねて良いものにしていきたいと存じます。ご期待ください。

「LTBプラス」と「ボウエル」ともに我が同志、有元勝と川添奨太とすみ光保との豪華キャスト共著です。

ボウリング場関係者からボウラー、それも初心者からハイアベボウラーまで必ずや参考にしていただけるものと確信しております。  

2012年の2月or3月には発表、発売する予定です。楽しみにしていてください。

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投稿者プロフィール

すみ光保
すみ光保
1935年11月8日、東京都生まれ。1967年1月にライセンスNo.4の第1期生プロボウラーとしてデビューする。ボウリングインストラクターライセンスはマスター。プロボウリング協会創設メンバーでもあり、プロボウリング協会に貢献した人物。2014年4月逝去。株式会社スミ、初代代表取締役。

主な著作は、子供とボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(ぎょうせい出版)、ボウリング(日本テレビ出版)、NBCJインストラクターマニュアル、ブランズウィック発行マニュアルなど多数。